B級1組予想

 本日から、ブログやっていきたいと思います。2年ぶり5回目。将棋についてぽちぽちと書いていくので、よろしくお願いします。

 まずは、順位戦の予想など。先頭切って今日から開幕するB級1組から。
 このクラスは、基本的に予想のしがいがない。このクラスから対局が総当りということで、組み合わせに恵まれてのサプライズ昇級などもなく、順当で面白みのない結果に落ち着くことが多いので。
 ここ10年の昇級者見ると、過半数が元A級の復帰昇級。「過半数」といっても一人で3回昇級してる深浦による水増し疑惑はありますが。やはりA級経験者は地力が違うということでしょう。
 前期のA級からの降級者ということに限れば、即復帰が4人(うち深浦×2)。エスカレーターでのB2落ちが2人。その2人は、角交換振飛車という名のあずき相場に手を出して大暴落した藤井猛と前期のボロボロだった高橋道雄。どちらも印象が強いのですが、即降級するのは実は結構なレアケース。20年で見てもこの2人だけ。20年で2人ということは単純な確率では2.5%。谷川会長ファンには心強いデータです。…まあ、ここ直近3年という括りにすれば33%なんですが。何がいいたかというと、確率とか意味ないってことです。
 一方で、B級2組からの昇級組の即A級直行は、70期のハッシーのみ。勢いだけではいかんともしがたい壁があるのが鬼の棲家、B級1組。渡辺明ですら抜けるのに3期かかっています。逆に、B級2組へ即おかえりというのも65期の還暦森ケイ二1人なので、鬼の棲家の玄関口、B級2組を抜けてこれたなら全く通用しないということもないのですが。今期上がってきた佐藤天彦村山慈明はまずはB1の水に慣れるところからか。
 降級者は、ここ10期で20人中15人が順位7位以下。さらに40代以上が14人。前期までの時点でかなり危ういギリギリのところで踏ん張ってたおじさんがついに力尽きる、という落ち方がほとんど。今期でいうと10位の藤井43歳、11位の飯塚45歳はいかにも危うい。B1の番人、というほとでもないB1の番頭、9位畠山鎮44歳もこのところはスタートダッシュの良さで逃げ切ってますが、行き足がつかなかったらあっさり降級してもおかしくない。

 だらだら書いてきましたが、私の予想は。

  • 昇級:屋敷、丸山
  • 降級:畠山、飯塚

 一切の面白みを排除した予想。若手の星・豊島キュンも谷川会長も藤井テンテーさえも絡めない。これはブログで公にする意味があるのだろうかという。