日本将棋連盟モバイル初課金

 昨日が名人戦棋譜速報の課金の期限だったんですが、次の順位戦行われるのが2週間以上先ということなので今課金継続するのはもったいない。そこで初めて日本将棋連盟モバイルの方に入ってみました。8,9月分で1000円也。月500円は名人戦棋譜速報と同じですが、こっちはほぼ毎日中継あるのが最大の売り。これは暇が潰れすぎて困ってしまいます。ただ順位戦は全局中継するわけではないのとパソコンで棋譜見れないのが難。前者は名人戦棋譜速報と二重課金すればいいんでしょうがちょっとなあ。後者はなんか方法あるのかな。
 あと、なぜか課金時に1000円と同時にさらにもう200円余計に引き落とされたんですが、問い合わせるべきかと考えてるうちに返金されてきました。あれは何だったんでしょう。
 ということで、今後は日本将棋連盟モバイルの方で中継してる対局についての感想も書いていきますよっと。

戸辺誠-△西尾明…▲戸辺勝ち

 先手中飛車。後手の二枚銀で中央からの逆襲速攻を狙う構えに対し、先手は悠々と穴熊に囲い、更にフタされる危険も顧みずに堂々と5筋の歩交換も果たすという、なかなかに図太い立ち回り。よっぽど楽観的なのか、「俺が暴れりゃおしめえよ」と思ってるのか。この図々しさ一歩手前の思い切りの良さは戸辺将棋の魅力なんですが、たまにその一歩をはみ出してしまったところをキッチリ咎められたりするのが順位戦で停滞してる原因なのかという気もしないではない。
 本局では捌き合いのところでは戸辺苦戦に見えましたが、相手の駒の働きを一瞬鈍くさせておいてその瞬間に喰らいつく、"THE穴熊の暴力"を炸裂させて戸辺勝ち。

▲塚田泰明-△八代弥…千日手指し直し
▲八代弥-△塚田泰明…△塚田勝ち

 塚田先手で横歩取りの出だしから先手が横歩取らずに飛車を2八に引き、代わりに後手が横歩を取るという逆横歩取りに。先日のA級順位戦渡辺明深浦康市戦でもあったやつですね。派手な空中戦から後手は先手中原囲いの右半分の美濃部分を吹っ飛ばして飛車成り込みに成功。先手陣に残るは囲いというか壁になってるだけの金銀のみで、これは後手勝ちかに見えたんですが、壁の金をひょいと引いて第二の美濃を作ったのがギリギリの耐え。後手もぺたぺた張り付いたものの、ひたすら城壁を修復されて結局千日手に。
 指し直し局は相矢倉。最近の矢倉は先手の攻めに後手の専守防衛という構図が少なくないですが、本局は後手の塚田から先に手を出したもんで火の出るような殴り合いに。最終的には殴り合いというか下駄の預け合いになった結果、29手詰めを八代が逃して塚田勝ち。